今まで生きてきた中で見た一番美しい夕陽
人それぞれ忘れられない人、忘れられない景色、忘れられない思い出など、必ず一つはあるだろう。それは、嬉しかったこと、悲しかったこと、感激したこと、いろんな形であり、どんな形でもいい。
私にとって、去年の冬にカリフォルニア州のマリブで見た夕陽は、今まで生きてきた中で見た一番美しい夕陽であり、その時の思い出は鮮明に今も思い出せる。
一分一秒、時間が流れるとともに目の前の景色もめまぐるしく変わっていく。空一面がまっさらなキャンバスだとしたら、毎秒ごとに絵の具が足されていって、カメラのシャッターを切るたびに新しい絵画作品がモニターに映し出される。美術館の絵をただ眺めるのではない、自分自身も芸術作品の一部となっている。そんな夕焼けに全身が包まれたような感覚だった。
これは、まだ夕陽が落ちる前。薄いピンク色とオレンジ色が混ざったような柔らかい色彩。
だいぶ落ちかけてきた頃。紫とオレンジが混ざったような色になった。
ここは写真家が集まる有名なビーチ。
仲良く談笑しながら、一緒に夕陽の写真を見せ合いっこしながら撮った。
その後は燃えるような、情熱的な赤色になった。
水平線に落ちる時の色。
落ちた後、だんだんとあたりも暗くなってきた。濃い紫の色が美しい。
雑談をして仲良くなったカメラマンと別れを告げる。
小一時間ほどのことだったろうか・・・。自然からの最高のプレゼント、空と海を使ってのアートパフォーマンスに心から感動した。今もその思い出は、目に焼き付いて離れない。
そして、これは紛れもなく私にとって
”今まで生きてきた中で見た一番美しい夕陽” だった。
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